僥倖という言葉で騒がれるようになったのは転載将棋棋士藤井聡太四段の
発言があってから。
そんな藤井聡太さんの言葉には他にもありますが、藤井さんが発言した
いくつかの言葉について触れていきたいと思います。
僥倖の意味
「僥倖」という言葉は個人的には知っていました。
当時流行っていたカイジという漫画の中で出てきた言葉なのですが、
超超超ラッキー!という感じの意味だと思っていました。
実際に調べてみましたが「思いがけない幸せ」とか「偶然の幸運」
といったような意味があるそうです。
藤井聡太さんが僥倖という言葉を使ったのはちょうど20連勝の時で、
自分の実力からすると僥倖としか言いようがないと自分を卑下する意味で
使ったのでしょう。
藤井聡太四段は以前「望外」という同じような言葉も使っています。
望外の意味
「望外」という言葉。あなたはどんな意味があるかわかりますか?
望外という言葉は将棋界ではよく使われる言葉のようで、
自分が望んでいた以上の結果が出たという意味で使っているようです。
望外の意味を調べてみたところ、望んでいたよりも良い結果が出たこと。
また、そのさま。思いのほかという意味があるそうです。
茫洋(ぼうよう)とは
藤井聡太四段は茫洋という言葉も使っています。
この言葉は「将棋情報局」という専門サイトのインタビューに答えたもので、
コンピュータ学習が藤井さんの将棋観にどんな影響を与えたのかという
質問に対する答えとして次のように語っています。
”自分も1年ほど前から研究に使っていますけど、いまのソフトは強化学習によって人間とは違う価値観があり、感覚が進歩してきたというか高まってきたように感じます。序中盤は人間からすると茫洋としていてなかなか捉えづらいですけど、コンピュータは評価値という具体的な数値が出るので、活用して参考にすることでより正確な形勢判断を行えるようになると思います。居玉はよくないとか、人間はパターンで考える感覚がありますが、コンピュータは居玉でもいい形というのを捻り出してきたり、局面を点で捉えますので”
出典:将棋情報局
こういう茫洋などという言葉が自然に出てくる藤井聡太さん、
私は只者ではないと思います。
ちなみに「茫洋」という言葉には広々として限りのないさま。広くて
見当のつかないさまという意味があるそうです。
ここまで藤井聡太四段の言葉をご紹介してきましたが、
調べていくうちに藤井さんに興味が湧いてきました。
藤井さんは本を読むのが好きで、お母さんの影響から司馬遼太郎作品が
好きだそうで、村上春樹の「遠い太鼓」、椎名誠の「あやしい冒険隊」
シリーズが好きなのだそうです。
まとめ
藤井聡太さんについて、私も興味がでてきました。
これからも折に触れて藤井聡太四段の記事を書いていこうと思っています。
今度はどんな言葉を使ってくれるのでしょうね?