子宮頸がんの原因がストレスからくるのではないかと
心配されている方もいらっしゃるかと思います。
子宮頸がんの一番の原因とされているのは
HPVウイルスへの感染ということがわかっています。
今日は子宮頸がんの主な原因、ストレスとの関係など
さまざまな面から見た子宮頸がんへの対策法をご紹介していきます。
子宮頸がんの原因とストレスとの関係
子宮頸がんは若い女性に多く見られる子宮がんの一種。
乳がんに次ぐ発症率の高い病気ですので注意が必要ですが、
発症率が高いからといって心配する必要はありません。
早期発見できれば、しっかりと治すことができ完治もそう
難しいものではありません。
子宮頸がんの原因として一番に挙げられるのがHPVウイルスへの感染ですが、
このHPVウイルスというのは珍しいものではなく、
誰でも一度は感染しているウイルスなのです。
ただ、ほとんどの場合はHPVウイルスに感染しても自然に治るもので、
必ず子宮頸がんの原因となるというものではありません。
HPVウイルスの感染は性病とはまったく違うもので、
性交渉の頻度とは直接的な関係はなく、性交渉の回数が
多いほど感染の可能性も高くなるというだけの話です。
HPVウイルスの感染経路
HPVウイルスの感染経路は非常に広く、例えば男性から女性へと
感染する場合は陰茎に付いたウイルスが子宮頚部や肛門、または
手指に付いたウイルスに触れることで感染するので
コンドームを使用しても100%防ぐことはできないのが現状です。
また、HPVウイルスに感染しても自覚症状はなく、
体内の免疫システムによりいつのまにか排除されているので、
自分がHPVウイルスに感染していることを知ることはできません。
HPVウイルスは潜伏期間が長いことでも知られ、
10年以上も潜伏していることから誰から感染したかを
知ることも難しいのです。
子宮頸がんとストレスの関係とその対策
子宮頸がんになる原因は99%がHPVウイルスへの感染です。
残りの1%もたばこや普段の食生活など多岐にわたり、
ストレスが直接的な原因となることはあまり考えられません。
ストレスによりたばこを吸うようになったり、ストレスから
食生活の乱れを引き起こしてしまうという関係性はあるでしょうが、
それらの場合はストレスがきっかけとなった場合です。
ですから子宮頸がんへの対策としてはHPVウイルスへの感染に
気をつけることが大切だということができます。
子宮頸がんの原因となるHPVウイルスへの対策として
予防ワクチンを注射するという方法もあります。
予防ワクチンにはいまのところ2種類あるようですが、
副作用の心配があり、あまりおすすめすることはできません。
しかも、現在日本で感染しているHPVウイルスの型の
30%ほどの型にしか対応しておらず、ワクチン接種したからといって
100%HPVウイルスを防ぐことはできません。
HPVウイルスはそれほど強いものではないので自身のからだの
免疫力自体を高め、自然に排除する方法を選ぶのことが重要です。
まとめ
私が思う子宮頸がんへの予防策、対策としては日頃から
健康的な生活を送り、自己免疫力を高めることだと考えています。
HPVウイスルへの感染予防は難しく、感染してしまうことを
前提の上で対策していくことが現実的だと思います。
感染したからといって必ずしも子宮頸がんになる
というものでもありません。
日頃から健康的な生活を心がけ、定期的に
子宮がん検診を受けられることを強くお勧めします。