正式登録されるかどうかと話題になっているチバニアン。
世界の歴史の地質年代の目安ともなるものですから
登録されるかどうかはとても重要です。
日本以外にイタリアでも同じ年代の地層が見つかっているので
今後の進展が注目されます。
そんな歴史的発見になるかもしれないチバニアンの場所
行き方についてご紹介していきます。
チバニアンの場所と行き方
チバニアンは千葉県市川市の養老川沿いにあります。
現時点では誰でも行くことができるようです。
注意しなければいけないのは観光地でもなく
道がきちんと整備されているわけではないということ。
川の近くを歩いたりするので服が汚れたり
怪我をしたとしても自己責任となります。
もし、実際に行く時はそれなりの服装や準備をして
行かれるようにしてください。
遠方から行かれる場合は駐車場が必要です。
もよりの駐車場には田淵会館という公民館があります。
無料駐車場がありますが、地元の方に迷惑がかからないよう
スペースが空いていたら駐車させてもらうといった気持ちで
利用してくださいね。
チバニアンへと続く道の途中には日本語での説明だけでなく
英語で表記された看板のようなものもあり、正式登録された
場合の準備をすでに進めているようです。
田淵会館の駐車場からチバニアンまでは歩いていきますが、
途中には標識がでているので迷うことはないでしょう。
途中に「地層逆転の地層」や「地球磁場逆転の地層」などといった
看板が掲げられていますから。
駐車場からは一キロもありません。
正式登録の可能性
ではチバニアンは正式に認められるのか?
審査をするのはユネスコ機関の国際地質科学連合ですが、
3つの地層で登録を争っています。
チバニアンと同じような地層はイタリア南部の
モンテルバーノ・イオニコとビィラ・デ・マルシェの
2箇所見つかっています。
早ければ今年12月に開かれる国際地質科学連合の会議で
チバニアンを含む3箇所の中から一つを候補に選ぶとか。
私が調べたところによると、はじめは裏付けが無く苦戦していた
イタリアですが、間接的な方法で証拠を発表してきています。
その一方で、はじめは当時の環境が分かる花粉などのデータは
イタリアが上回っていましたが、これに対して新しい補充論文を
日本側も投稿し、両者は肉薄しているとのこと。
チバニアンでは地場逆転が従来説よりも1万年以上遅かった
という研究結果が発表されたりして追い風が吹いているようでもあります。
まとめ
チバニアンに正式に決まればこの年代の研究が世界標準になります。
世界の研究者たちも日本に集まりJAPANへの注目度も高まります。
ぜひ日本のチバニアンに決定してほしいですね。