スタジオジブリの「ジブリ」という言葉の意味。由来をご紹介。
名前の由来は実は宮崎駿監督の勘違いからだそう。
スタジオジブリの名前が決まった背景と「ジブリ」の意味について
ご紹介していきます。
ジブリの意味
「ジブリ」はイタリア語で「ghible」と書きます。イタリア語で
「サハラ砂漠に吹く熱風」という意味があり、第2次世界大戦中
イタリアが使っていた軍用偵察機、爆撃機の名前です。
飛行機マニアの宮崎駿監督が「ghible」という名前を気に入っていて、
日本アニメーション界に熱風を起こそうという思いを込めて「ジブリ」を使い、
スタジオジブリと名付けました。
ですがこの「ジブリ」。宮崎駿監督の勘違いで、イタリア語「ghibli」は
「ギブリ」と発音するのだそう。
ですから、本来ならばスタジオギブリとするべきでした。このことは
宮崎駿監督自身も分かっていて、短編アニメーション「ギブリーズ episode2」
の作品中で「スタジオギブリ」というアニメ会社がでてきています。
スタジオジブリの名前を変更?
もともとスタジオジブリは単独で立ち上げたわけではなく、
徳間書店の傘下で立ち上げた会社。
スタジオジブリが大きくなるにつれ、徳間書店からの独立を
考えるようになっていきました。
そして2005年。徳間書店から独立することとなりましたが、「ジブリ」という
名前の権利は徳間書店が持っていました。その権利を買い取る必要がありましたが、
宮崎駿監督はこれを良しとせず、「シロッコ」という名前へ会社名を
変更しようと考えます。
しかし、「シロッコ」という名前の評判があまり良くなかったのか、
結局は「ジブリ」という名前を買い取ることになりました。
ちなみに「シロッコ」にも「サハラ砂漠に吹く南風」という意味があるそうです。
「ジブリ」と同じような意味として選んだのでしょうね。
作品の舞台など
スタジオジブリの作品で舞台となっている場所。実はそんなに多くはないんです。
ここが舞台だと言えるところは以下の4箇所だけ。
作品名 | 場所 |
おもひでぽろぽろ | 山形 |
海がきこえる | 高知・吉祥寺など |
平成狸合戦ぽんぽこ | 多摩ニュータウン |
コクリコ坂から | 横浜・新橋 |
天空の城ラピュタがイギリスのウェールズ地方、魔女の宅急便がスウェーデンの
ストックホルムやバルト海のゴトランド島ヴィスビーの町を参考にしているそう
ですが、上記4箇所のようにここが舞台だと言えるほどではないそう。
聖地巡礼とは言いませんが、山形や高知、多摩ニュータウンや横浜へ
行くことはできるでしょう。
ジブリアニメファンなら一度は訪れてみるのもいいかもしれません。
まとめ
名前の由来というものは面白いものです。今回はジブリの意味、名前の由来を
調べましたが、シロッコという名前に変えようとしていたということは知りませんでした。
これからもいろいろな言葉に対しての意味を調べていきますので、
楽しみにしてくださいね。